ハローと呼ばれる「走路整備車両」がコース内に乱入してきてしまったらしい。このとき実況の藤原健一さん(40)は、「まだレースが不成立と確定していたわけではないですから、とにかく競馬の実況という自分の仕事に徹し」、実況を続けていたのだという。素晴らしいプロ根性である。かなり困惑はしただろうが、あくまでもレースの実況を続けていたのだ。
ちょっとハローをいじって、笑いに変えてくれればもっと良かったかな、とも思うが、実際は競走馬、厩務員、馬主、ジョッキーはとても重いものを背負ってレースに臨んでいる。競馬に潜むそんなドラマや真剣さが、藤原健一さんを支えていつも通りの実況をさせたのかもしれない。